Columnスクールコラム
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ネイリスト技能検定試験3級とは
ネイリスト技能検定試験は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する、ネイルの検定試験です。
この検定試験は、国際的に通用するネイリストの育成を目指し、正しい技術と知識の向上を目的とした、実践に役立つ検定試験です。2025年で実施27年目になり、約1,000,000人の受験者の実績があります。この試験は1級を最高位とし、1級、2級、3級の段階に分かれています。
3級の取得は、ベーシックのマスターになります。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識を習得している証となります。
当スクールの講師はこの検定試験の試験官を20年以上経験していますから、安心して学んでいただけます。試験内容は、実技試験と筆記試験を行います。
実技試験は、両手のネイルケアと赤のポリシュでのカラーリング、一本の爪にフラワーをテーマにしたアートをアクリル絵の具を使用して描きます。
筆記試験の出題形式は、択一式問題(マークシート)で、出題問題数は60問です。
出題範囲は、ネイルの歴史・衛生と消毒・爪の構造(皮膚科学)・爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)ネイルケアの手順等になります。
JNAテクニカルシステムベーシックで学ぶと良いでしょう。
当スクールでは、このテキストが入学時の教材に含まれていて、常任本部認定講師が学科の授業を担当します。合格基準は、実技試験は38点以上(50点満点)、減点を反映した合計得点で、失格対象に該当していないこと。筆記試験は80点以上(100点満点)です。
受験資格は、義務教育を終了された方であれば、どなたでも受験できます。(4月に受験の場合は試験当日に義務教育を終了していれば申込可能です。)
また、2つの級を同時に受験することはできません。 -
ネイリスト技能検定試験3級の実技採点基準について
採点は、5点満点法で採点します。
5点・・・良い
4点・・・合格ラインに達している
3点・・・合格には少々不足している
2点・・・良くない
1点・・・悪い採点項目は、10項目になります。
①テーブルセッティング&消毒管理 ※事前審査含む
・モデルの爪の状態
・認定モデルハンドの状態②ファイル・エメリーボードの扱い方 ※工程審査有
③ラウンドの仕上がり
④プッシャーの使用方法 ※工程審査有
⑤ニッパーハンドリング ※工程審査有
⑥クリーンナップ仕上がり
⑦カラー表面、色むら ※工程審査有
⑧カラーラインどり
⑨ネイルアート
⑩全体の仕上がり
当スクールでは、項目の詳細に精通している試験官経験者の講師が直接指導いたしますので、試験要項だけでは分かりにくい、細かいポイントまでしっかりとレッスンをしていきます。
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ネイリスト技能検定試験3級の合格率
2023年秋季までの累計で約90%となっています。
独学でも合格の可能性はありますが、やはり技術に関しては信頼できる講師から、正しい知識と技術を学ぶことが大切です。
後に2級にチャレンジする場合は、合格率が50%になり難易度が上がります。
そのベースとなる3級の検定試験ですから、ネイルスクールで学ぶことで、より確実な技術を身につけることができるでしょう。当スクールでは、一つ一つの項目を合格基準が満たされるレベルまで、丁寧にレッスンをしていきます。
全ての工程ができるようになったら、本番と同じテーブルセッティングをして、実際に時間を計って仕上がりを見ていきます。
ゆっくりと技術を行えば上手にできたとしても、本番の様なシチュエーションで時間内に仕上げることを目標にすると、仕上がりのレベルが変わってしまうからです。
繰り返しトレーニングをすることで、本番では緊張を最小限にして、実力を発揮できるようになります。
試験官経験者の講師が直接指導いたしますので、合格への近道になります。 -
ネイリスト技能検定試験3級の受験・取得で学べること
3級の合格基準は、ネイルケアとネイルアートの手順や工程を理解していることがポイントになります。
ネイルケアは、ジェルネイルやスカルプチュアを施術する上でも基本となる技術になりますから、とても大切な工程になります。
ネイルケアをより美しく仕上げる為の工程や、手順を正しく理解していただけますし、技術の意味を一つ一つ理解していただけます。 -
ネイリスト技能検定試験3級の合格に必要な練習時間
受験までにどのくらいの時間が必要なのかは、気になるところだと思います。
ネイルは好きだけれど細かいことが不得意とか、アートは絵心がないのですが大丈夫でしょうかと、ご質問を受けることもあります。
当スクールでは、2000年からネイルのレッスンをしている講師が担当しますから、色々な方へ上達のコツを伝授することができます。
スクールのカリキュラムに沿って進めていけば最短で1か月、通常2か月あれば合格までの技術が身に付きます。
ご自宅での練習時間は、皆様それぞれライフスタイルが違うので様々ですが、毎日ネイルに触れる時間を作っていただくことが重要です。一般的には1〜2時間程度の練習が推奨されています。時間が取れない日には15分だけ練習をして、休日などにその分練習をするなど工夫をされると良いと良いでしょう。 -
ネイリスト技能検定試験3級の試験で注意をするポイント
ネイリスト技能検定試験の3級は、ネイルの検定試験の中で一番最初に受験することがほとんどです。
そのため、会場の様子なども分からず緊張される方も多いと思います。
要項に受験に際しての注意事項が書かれていますので、必ず熟読をしましょう。
モデルについてですが、モデルを帯同するかモデルハンドで受験するかを申込時に選択します。当日、変更して受験をすることはできませんので注意をしてください。
試験会場は、トイレが混み合うことがあります。事前審査開始までに、受験生とモデルが共に着席していないと失格になりますので、早めに済ませておきましょう。
モデル帯同の場合は、会場に入場したらモデル様にはすぐに行っていただくと良いでしょう。
受験者は、まずテーブルセッティングを済ませてから行かれることをおすすめします。
当スクールでは当日のシュミレーションをしながら、入場から退場までの流れの中で注意することや、生徒様の疑問に講師が丁寧に説明させていただきます。
試験官を何年も経験している講師ですから、安心して受験をしていただけます。 -
ネイリスト技能検定試験3級に合格したら
ネイリスト技能検定試験の3級に合格したら、就職が可能なサロンもあります。しかし、2級の取得を条件にしているサロンが多いのが現状です。
そのため、プロのネイリストとして就職を希望される場合は、2級の検定試験取得を目指す方がほとんどです。
検定試験の合格基準も、3級はネイルケアの工程を理解しているかになりますが、2級はプロとしてスタートラインに立てるレベルの技術になります。
ネイルを趣味として楽しみたい方にとっては、3級の資格取得が基本的な技術と知識を習得する上で最適なステップとなります。 -
ネイリスト技能検定試験3級の資格取得のメリット
ネイリスト技能検定試験3級を取得することで、ネイルの基本的な知識と技術が証明され、信頼性が高まります。趣味としてネイルを楽しみたい方にとっても、自信を持ってネイルを施術できるようになりますし、将来的には2級や1級へステップアップするための土台にもなります。また、履歴書に記載できる資格として就職活動でも有利になるでしょう。
検定試験では専門的な用語も多数登場します。たとえば、爪の形を整える「ファイリング」や、甘皮処理の「キューティクルクリーン」、ポリッシュを塗る際の「カラーリング」などが基本用語として使われます。これらの専門用語を理解し、正しい技術とともに習得することが、ネイルを施術する上でも大切です。当スクールではこうした用語も学科のカリキュラムの中で、常任本部認定講師が直接丁寧に指導いたします。
